はぁはぁ...

「誠!」

「ゆっゆう!?」

「なっなんでここに...」

「私があんたを逃がすわけないでしょ。
これでも一応陸上部なんだから」

誠は顔を真っ赤にして私の方を見た。

「じゃあ、話してもらうよ!写真の件!」

誠は引きつった顔をした。

『ごっごめんなさい!!!』

「えっ?」

「実は僕、ずっとゆうを盗撮してました…」

「私を盗撮?」

「うん...僕ずっとゆうのこと好きだったんだ」

(えっ...)

「きっ気持ち悪いなら僕のこと避けていいから、だから...」

「ごめんなさい!!」

「ちょっまた逃げるのー!」

(避けてもいいって…)

「出来るわけないじゃん...」