ミカは友達と話す。
私は特に話す相手もいないので倉庫の横に置かれた木箱に腰をかける。
ちょうど影になっていて誰も気が付かない。
ぼーっとしているとだんだん眠気が襲ってくる。
「おい」
そな時だった頭の上から低く響く声が聞こえが聞こえてくる。
眠い目を擦りながら上を向く。
綺麗な顔をした金髪の高身長の男がたっていた。
「お前、見ない顔だな」
「…誰…?」
「俺を知らないのか?」
「うん…」
自分を知らないことに驚く金髪。
そんなにすごい人なのかなと頭を悩ませる。
「俺は白夜の総長の望月カイトだ」
「あ…私は山名スズです」
丁寧に自己紹介をしてくれたので私も自己紹介をする。
頭をぺこりと下げる。
カイトは少し驚いてから笑う。
「…ぶははっ…お前、面白いな」
どうやら私を気に入ったようだ。

