「洋ちゃん………………オレ……恋したみたい。」

酔っぱらいのオレのアルコールが……………抜けた。

はぁ??

誰に??

彩ちゃんにか!!

オレの複雑な心を知らない悠は………

「唯先生。」と………。

頭に浮かんだのは、彩ちゃんの顔。

察しの良い彩ちゃんは………気づいてる??

もしかしたら……

そのせいで『森先生』?

ため息を吐くオレに

「えっ!!もしかしたら……洋ちゃんも唯先生狙い??」と的外れな答え。

「アホ。
オレのタイプは、セクシーなお姉ちゃんだよ。」

オレの言葉に露骨にホッとする。

だいたい………

『恋をした』って………どれだけ乙女なんだよ。

まぁ、オレにこんなこと言うくらい…………真剣なんだろうけど。

なんで唯先生??

あの子って………愚痴ってた子でしょう??

恋愛って……判んないもんだね~。

…………………さて、うちのお嬢さんは………どうしたもんかねぇ。

相談にのるか、様子を見るか…………慰めては……欲しくないだろうなぁ。

う~ん。

もう少し様子をみるかな。

取り合えず、このアホをどうにかしないと。

…………今日のところは、ウーロン茶で付き合うかな?