単なる言い間違えって言うか、それよりもそれ、まだ覚えてたの!?
「俺を揶揄って言ったんじゃないんだろ。それとも俺のこと揶揄った?」
「揶揄うなんて、とんでも…」
「じゃあ決まり。明後日の午後五時に最寄駅に迎えに行くから」
「さ…坂巻さんが!?」
「ああ、他の誰が行くんだよ」
これでもマイカーくらいは持ってると笑う彼を私は呆然と見つめるしかなくなった。
その場に立ち尽くす私を見て、彼は微笑みながら名前を呼ぶ。
「諸住さん?」
声を聞くとドキッとして、信じられない気持ちで頭の中が真っ白になった__。
「コンビニ寄って帰ろ。俺、ちょっと一服したいから」
中で涼んでてもいいよ…と言われ、ぼうっとしたまま店内に入る。
そして、真っ直ぐに冷凍ケースへ到着して、色とりどりのパッケージを見つめた。
(……あ、今日もある…)
冷んやりと冷気の漂うケース内に指を差し入れる。
ぼうっとしていた頭の中も、その冷たさを感じて冷静さを取り戻しだした。
(私……また誘われた?)
しかも、今度は大きな夏祭り。
「俺を揶揄って言ったんじゃないんだろ。それとも俺のこと揶揄った?」
「揶揄うなんて、とんでも…」
「じゃあ決まり。明後日の午後五時に最寄駅に迎えに行くから」
「さ…坂巻さんが!?」
「ああ、他の誰が行くんだよ」
これでもマイカーくらいは持ってると笑う彼を私は呆然と見つめるしかなくなった。
その場に立ち尽くす私を見て、彼は微笑みながら名前を呼ぶ。
「諸住さん?」
声を聞くとドキッとして、信じられない気持ちで頭の中が真っ白になった__。
「コンビニ寄って帰ろ。俺、ちょっと一服したいから」
中で涼んでてもいいよ…と言われ、ぼうっとしたまま店内に入る。
そして、真っ直ぐに冷凍ケースへ到着して、色とりどりのパッケージを見つめた。
(……あ、今日もある…)
冷んやりと冷気の漂うケース内に指を差し入れる。
ぼうっとしていた頭の中も、その冷たさを感じて冷静さを取り戻しだした。
(私……また誘われた?)
しかも、今度は大きな夏祭り。

