声をかけると、恥ずかしがってた彼がちらっと目線だけを上にする。その視線を彼よりも少し上から見下ろして、胸の奥を弾ませながら声にした。
「あの…さっきのことだけど…」
「えっ?さっき?」
顎が上がり、目線の高さが同じくらいに変わる。
すると途端に恥ずかしくなって、俯きがちになりながら彼に訊ねてみた。
「あの……さっきの、坂巻さんの部屋に行くって話。…あれ、冗談じゃなくて、本当に行ってもいいかなって……思うんですけど…」
付き合いだした初日に何を言ってるんだろ。
だけど、彼の部屋でもっとゆっくり話して、いろんな彼を知りたいな…って気持ちが抑えられない__。
「来る?」
「えっ?」
「杏ならいつ来てもオッケー。でも、部屋ん中汚くても、直ぐに帰るとか言うなよ」
今更もう取り消さないでくれよな…と願う彼を見たまま、まるで夢みたいな気分がしてくる__。
「うん……」
ぼうっとした状態で返事をすると、目の前の彼がふわっと笑った。
やっぱりイケメンで憧れてばかりいた人が自分だけに笑い返してくれて、それだけでもう本当に幸せ過ぎて嬉しくなって……。
「あの…さっきのことだけど…」
「えっ?さっき?」
顎が上がり、目線の高さが同じくらいに変わる。
すると途端に恥ずかしくなって、俯きがちになりながら彼に訊ねてみた。
「あの……さっきの、坂巻さんの部屋に行くって話。…あれ、冗談じゃなくて、本当に行ってもいいかなって……思うんですけど…」
付き合いだした初日に何を言ってるんだろ。
だけど、彼の部屋でもっとゆっくり話して、いろんな彼を知りたいな…って気持ちが抑えられない__。
「来る?」
「えっ?」
「杏ならいつ来てもオッケー。でも、部屋ん中汚くても、直ぐに帰るとか言うなよ」
今更もう取り消さないでくれよな…と願う彼を見たまま、まるで夢みたいな気分がしてくる__。
「うん……」
ぼうっとした状態で返事をすると、目の前の彼がふわっと笑った。
やっぱりイケメンで憧れてばかりいた人が自分だけに笑い返してくれて、それだけでもう本当に幸せ過ぎて嬉しくなって……。

