気づけばまたいつものクセで髪の毛を捻ってる。
ハッとして手を開き、デスクの下に滑り込ませて前を向くと、こっちを見ている坂巻さんと目が合った。
ふわっと彼に微笑まれて顔の温度が上がる。
彼が私を見ていたと言ってた言葉が証明された様な感じで、心臓が鳴り出して落ち着かない。
おかげで気づけばぼうっとしてることが多くて、午前中はほぼ仕事にならなかった。
(私……何やってんの)
こんなこと初めてだ。
仕事以外のことに意識が集中するなんて。
愕然とデスク上に残った仕事を眺め、これじゃ確実に残業じゃない…と呆れる。
週明けから残業なんて、先輩の仕事を断る以前の問題だ。
(どうしよう。社食に行かないで今日は此処で仕事を進めようかな)
取り敢えずはコンビニでおにぎりくらい買ってくるか…と立ち上がった。
デスクの引き出しからトートバッグを取り出し、椅子から離れようとしたら……
「諸住さん」
名前を呼ばれてギクッとした。
視線を前に向ければ、坂巻さんと同じ営業グループの女子達がやって来るところだ。
ハッとして手を開き、デスクの下に滑り込ませて前を向くと、こっちを見ている坂巻さんと目が合った。
ふわっと彼に微笑まれて顔の温度が上がる。
彼が私を見ていたと言ってた言葉が証明された様な感じで、心臓が鳴り出して落ち着かない。
おかげで気づけばぼうっとしてることが多くて、午前中はほぼ仕事にならなかった。
(私……何やってんの)
こんなこと初めてだ。
仕事以外のことに意識が集中するなんて。
愕然とデスク上に残った仕事を眺め、これじゃ確実に残業じゃない…と呆れる。
週明けから残業なんて、先輩の仕事を断る以前の問題だ。
(どうしよう。社食に行かないで今日は此処で仕事を進めようかな)
取り敢えずはコンビニでおにぎりくらい買ってくるか…と立ち上がった。
デスクの引き出しからトートバッグを取り出し、椅子から離れようとしたら……
「諸住さん」
名前を呼ばれてギクッとした。
視線を前に向ければ、坂巻さんと同じ営業グループの女子達がやって来るところだ。

