「俺と付き合って。彼女になって欲しい」


好きだよ…と囁くと、信じられない様な顔つきに変わる。
目を見開いたまま見つめ返す彼女の唇に、俺はそっと指先で触れた。


「君は、俺をどう思う?」


問いながら心臓の音がマックスで鳴り続ける。

好きだと思う女性の返事を待つ傍で、花火が再び打ち上がり出した。