私は呆然としたまま彼の背中を見ていたけど、こうしてる場合じゃない!と思い出して小走りで近づいた。



背中を向けたままの坂巻さんが何だか怖かった。

機嫌悪そうに言い返す声が耳を離れず、嫌われたかな…と思うと、シュン…と気持ちが落ち込んだ__。