「ヘルプ、ミー」





そう助けを求めたのは小学校5年生の頃。



韓国旅行からの帰国の便での時。
体調を崩した私はそれしか言えなかった。




客室乗務員に日本人はいなかった。たまたま通りかかった人に声をかけてみたが、あまり伝わらなかった。





「ストマック、エイ、、、えっとぉ」




胃痛。胃が痛い。気持ち悪いです。

そう、言いたかった。





混乱した私に綺麗な女性は優しく丁寧に対応してくれた。

日本人じゃないのに、流暢な日本語で着陸まで付き添ってくれていた。





この時から、私の夢は客室乗務員(CA)だ。