そう話しているうちに



「キャーーーー」



「敬斗くん~!!!」




はあ、またかーもう!



「噂をすればってやつね??もうなんか、この歓声があいつが来たって知らせになってるよね」



麗可ちゃんは、クスクス笑いながらそう言った




「そんな知らせいらない~!また、作り笑い作ってるし!なんなの?あれ!ごまかせてないっつーの!!」



「しーっ!雪乃、本人とかファンに聞こえたらどうすんの!!」



「え~?聞こえないよ!あんなにキャーキャー言ってんだからさ」




キーンコーンカーンコーン





「おーい、席につけー」




先生が入ってきて私たちもガタガタと自分の席に着いた




これからあんなことが起こるなんてことも知らずに……