──キーンコーンカーンコーン



お昼だ~!授業疲れたー。
先生の話って無駄に眠いんだよね。。
早く麗可の所に行こっと♪



──ピロリン



麗可の所に行こうとした私をこの音によって遮られた


メールだ……


《飯と飲み物、買ってこい。いつもの屋上で待ってる。5分以内に買えなかったら罰ゲームな》


「?!」


5分って…カップラーメンかよ
ってか、そんなに急いでるんなら自分で行けばいいじゃん!


ムカッとしてあいつの方を見ると、いつものように周りは人で溢れていて、あの王子様スマイルを浮かべている
どうやってこのメールを送ったのやら……


……って早く行かなきゃ
今日こそは麗可と居れると思ったのになぁ(泣)



「麗可、ごめん!また先生に呼び出しくらっちゃって…」



「もぅ~雪乃。今度は何しでかしたのよ。私は違うグループ入れてもらうから気にしないで。頑張れ!」


「うぅ~ありがとう麗可。うん!行ってきます…」


優しいなぁ~麗可は。申し訳なさで胸がいっぱいになる
本当にごめんね麗可~。このご恩はいつか必ず返すよ!


そう思いながら食堂へと駆け出した。