昔からの「腐れ縁」ってやつかな。



あいつ顔だけはいいのに



なーんて、あいつに言ったら調子にのるのは目に見えてる。



そんなことを考えながら僕は階段を降りている。



「母さんおはよ。」



「あ、理来やっと起きたのね。」



「こいつのおかげでな」



なんて嫌味ったらしく言ってみせた。



「起こしてあげたんだから感謝しなさいよ」



「どーも、ありがとうございます。」



「それでよし!」