晴人はとある大学内に居た。広さは東京ドーム二個分くらいの広さ。晴人の通うサークルは(オカルト研究会)らしい。季節は夏。蝉の声が鳴り響くキャンパス内。1人の学生と晴人は歩いていた。「ねぇ聞いた?春くん」彼女は、晴人に昨日起きた事件のことを話していた。因みに彼女の名前は、玉名早苗。23歳で晴人の先輩であり、愚痴飲み会に誘われたりもする。晴人は「あー、"地下都市爆破で大きな揺れとガラス破片が周囲に飛び散り、更にはビルの一部崩壊"ってやつだろ?(しかし、なんでこんなニュースに……)」と早苗が言った事件の内容を話した後、顎に手を置き考える。早苗は首を傾げる「どったの?」と呼びかける。晴人は「っあいや、何でもないっす」と何か隠してるように見えた。早苗は微かに微笑み「(やっぱり、何かあるわね)」と小さな声で呟き「私次の学科に行かないといけないから、先に行くね」と手を振り晴人から去る。晴人は「えー」と大きい声で返事をする晴人」
 午後 13時40分
 早苗はキャンパス内のとある屋上にいた。「(あれが晴人の中にある宝玉玉…ね。あの方の通りだわ)」と指を鳴らす早苗。鳴らした後に時空間が開き、茶髪の男が出てきて低い声で「奴か、例の宝玉を持っているのは」と早苗にいう。早苗は「間違いないわ。これを付けて」何かゴーグルのようなもので、茶髪の男は「素晴らしい。あいつには複数の精霊と一般の霊能者より遥か上の霊力を持ってる。それにあの輝きは全然違う。」とゴーグルを外し「我は先にゆく。早苗は通常任務に戻れ。奴の接近は避け、奴の仲間と行動しろ。良いな?」と早苗に任務の内容を伝える。早苗は頷きその場から、去る。茶髪の男は「フフ、待ってろよ、宝玉。我はそれを手にし、王者となる!」雲行きが怪しくなり、雷がなり始める。そして、大雨が降る。
 午後 15時05分
 晴人はキャンパス内の食堂にいた。「うわ、雨かよ…聞いてねぇ。(さだ子は、家に待機させてるけどうちの大学にこさせるわけにも行かないし…)」とつくづく思う晴人。そこに茶髪の男が話しかけてきた。「おっす。記録でも書いてんの?」と。晴人は「(ん?誰だこいつ?…まぁ、大学だし、こんなやつもたまには居るだろうな)」そう思った晴人は茶髪の男に話す「何だけど…傘を忘れちまって困ってんだ。アンタはどうなんだよ?」晴人は茶髪の男に聞く。茶髪の男は「実は壊れちゃ行けねぇから、二本持ってんだ、良かったらこの後、カフェ行かね?」と誘ってくる。晴人は「ノートに記入してから行くわ。入口んとこで待っててくれよ」とノートに書きながら茶髪の男に言う。茶髪の男は「了解。後俺の名前は、霧崎直人だ。よろしく」と名前を告げ、その場から消える。晴人は「俺は……あれ?さっきの野郎は」
 午後 16時04分 大学入口 西
 「ふぅ〜」と息を吐く霧崎直人は、晴人を待っていた。直人は「(殺すのは勿体ない……まぁ本当の宝玉を手にするまでは……な)」と心の奥で思っている直人。そこに晴人がくる。「わりぃ、待たせたな」と借りた傘で走ってくる晴人。「んじゃ行くか」2人は歩き出す。無言のまま。直人は密かにチャンスを狙っていた。人がの数が少なくなった時。直人は傘を閉じ晴人に尋ねる「友人ってのは、直ぐに終わるもんだよな?」と、晴人は「んな事ねぇよ、だって傘を………え?」見た時は遅かった。晴人の腹から血が流れ出ていた。直人の手には黄金に輝く宝玉玉が握られていた。ポタポタと流れる血を見た直人は「フフ、ハハハハ!完璧だ!この輝き!見ろよ早苗!居るのだろ?」と意識が薄暗く中晴人が見た光景は、信頼していた一個上の先輩だった。早苗の手には刀と小型銃が握られていた。「ええ、見てるわよずっと。ずーっと貴方の側で。」バゴーンと言う銃声が響き渡る。そして直人、早苗はその場を離れた。そして
 『可哀想な人……でも安心して、直ぐに治るから』晴人は意識が無くなる寸前子供みたいな声で晴人に話しかけられたが意識はもう無くなっていた
 
to be continued