都内某所 マンション1室 午前2時
マンションで一人暮らしをしている大学生の矢澤晴人。「っ」目が覚めトイレに行く晴人。扉を開ける。そこには髪の長い…何処かの呪いのビデオに出てきそうな感じの女性が座っていた「………?!」すぐに扉を閉めた。しかし晴人の後ろには、その女性が居た。「おいおい!シャレになんねぇ…」と思ったがその呪いのビデオに出てきそうな格好の女性は、可愛らしい声でこけた「うきゃ!」と。晴人は、「え?」と呆然としていた。
数分後
「って事がありまして」晴人はさだ子の容姿がそのまま居ると不気味なので(ある意味)、女性の髪を切りながら(実はスタイリストと美容師を見ざしてる為現時点修行中)の晴人は「んで君は?」と女性に聞く(さだ子だろうな)と思いつつあろう実はそのまさかなのだ「さだ子です☆。」とキラリと星マークをつけるかのように自己紹介をする。晴人は「………マジっすか」と驚く。晴人は髪を切り終えたさだ子の髪を整える。その時だった「っ?!」晴人は何かを感じた。それに気づいたさだ子は「ん?どうしたのですか?」と馴れ馴れしく晴人に聞く。晴人は、「なんか…物凄い殺気がした気が」と背中を震わせる晴人。さだ子は「うーん、ざっくりと説明しますと、上からの報告で"現世に居る悪霊達を倒してこい!"との報告が。後貴方の霊力と精霊の力が一般人より凄く高いとか」とさだ子は、説明する。「……………………」と呆然としていた。そして「それでアンタの力を借りて、この世界に居る悪霊を倒せ……と」晴人は顎に手を置き、「分からん!」と素直に言ったが、家の近くで爆発が起きた。
 午前4時30分 渋谷交差点
 
 人々は、逃げていた。その中で倒れてる人も。さだ子と晴人はその現場に居た。晴人は驚いた声で「んだよ……これ」と棒立ちをしていた。薄い影が大きく振りかぶる。振りかぶった場所は晴人だった。それを見たさだ子は、「?!危ない!」さだ子は、走り出し晴人を抱え込みジャンプをする。「飛んだ?!」ビル二階建てくらいの高さで安定するさだ子。晴人は「何だ?一体何が!」空中でジタバタする晴人にさだ子は、「言い?1回しか言わないから聞いて?」さだ子は、優しい表情で晴人を見つめる。さだ子は、「今から"あれ"を倒す。その為には貴方の霊力と精霊の力が必須よ。」その言葉を聞いた晴人は冷静になり「どうすれば」話を続けるさだ子。「キスをするの。そうすれば私みたいに空中で安定するし、素早く跳ねたり、後ろに下がったりできるの。後は"霊刀"の力が使える。」晴人は「キス?!……でもその力が無いと戦えない。あのバケモノと」晴人には見えていた。某ゲームに出てきそうな巨大な物体。唾をゴクリと鳴らし晴人は思いっきりさだ子にキスをする。その時だった。眩い光が2人を包み、晴人の片手には、赤く、黒いオーラがまどった刀が出ていた。晴人の容姿もズガラリと変わり「これで、良いんだな。さだ子。」と声が通常の晴人と違う低き声でさだ子に聞く。さだ子は、『えー。本来貴方の力が最大限に引き出したことに成功したわ。後は悪霊を倒すだけ!』チャキと刀を握る晴人。悪霊の元へと向かって行った。
 後半に続く