眠たい目を擦りながら画面を開く。



「え、悠斗だ……」



見てみると悠斗からのLINEで少し驚いた。



悠斗がこんな遅い時間にLINEしてくることなんて滅多にない。なにかあったのかもしれない、と少し不安を覚えながらメッセージを開く。



そこに書かれていたのは。



【遅い時間にごめん、姫花が救急車で運ばれたって】



「……え?」



姫花が救急車で運ばれた? どういうこと? なにがあったの?



そう思って咄嗟に右上の通話マークをタップしていた。



「もしもし? 悠斗、ごめんね急に」