そんなことを考えながら歩いていたときだった。 「ねーねー!」 ……と、呼ばれて思わず後ろを向いた。 あれ? 知らない人だ……親しげに声をかけてきたから、てっきり知ってる人だと思ったのに。 20代くらいだろうか、ヤンキー風の若い男の人が3人。 「どうしたのー? こんなとこに女の子ひとりで。危ないよー?」 「俺らと一緒に来るー?」 「あ、いや……」 思わず後ずさってしまう。 だって、なんか怪しい感じ……。