▼ 真っ白で大きい、お城みたいな家。その玄関の前に立って、そっとインターホンを押す。 姫花の家に来るの、慣れててもやっぱり緊張するなぁ……。 『はーい♪ 待っててね!』 インターホン越しに姫花の声が聞こえてきて、しばらく待っていると中から姫花が出てきた。 「来てくれてありがとね! 入って入ってー」 「うん」 エントランスに入って、左右に分かれた巨大な階段を右に上る。 廊下の奥の奥、日当たりの一番いい場所に姫花の部屋はある。 「……お邪魔します」