ふと、姫花と一緒にいたはずの悠斗の姿がないことに気づいてそう口にした。 ——そのときだった。 「……きゃっ!」 首筋に、ひんやりとした冷たい感覚。 慌てて後ろを見る。 「ゆ……悠斗!」 そこにいたのは……もうひとりの幼なじみ、風見悠斗で。 「これ、やる」 悠斗が手にしていた缶ジュースを渡してくれる。さっきの冷たい感覚の正体、これだったんだ。 「あ、ありがと……」