あたしの後ろからひょいっと顔を覗かせて、楽しそうに姫花が笑って言った。
ラクガキの時間が終了して、外で待っているとシールが印刷されて出てきた。
3等分になったシールを姫花がパキッと割って、あたしと悠斗に「はい!」と渡してくれる。
「ありがとう!」
「すげー……目、でっか……」
「すごいでしょ! みんないい感じに盛れてるね♪」
姫花がスマートフォンのケースを外して、撮ったばかりのプリクラを入れる。
「見てみて!」
姫花のケースは後ろが透明になってるから、入れたプリクラがよく見える。
「大事にするね! だって、みんなと高校生になってから初めて撮ったプリだよ♪」
