カーテンをめくって中に入ると、キラキラとした女の人の声が流れて姫花が慣れた手つきで画面を操作していく。
フィルターとか目の大きさとか選んでるみたい。あたしは全然そういうのわからないから、すぐに決められる姫花のこと尊敬する……。
「背景だよ♪ 憂、好きなの選んで!」
姫花にそう言われて画面を見ると、色んな種類の背景が並んでいて。
迷っちゃうな……。
そう思いつつも、ピンクのハート柄の背景を選んだ。
「次はユウだよ!」
「あ、俺も?」
じゃあ……これ、と悠斗がシンプルな水色の背景を選ぶ。
「決まったね! じゃあじゃあ、線に沿って並んで並んで」
