禁断の恋、する?




そう言ったのは悠斗。



「いいねいいね♪ 高校生になった記念にさ、みんなでプリ撮ろうよ!」



「え、プリ?」



「なにー? ユウ、嫌なのー?」



「嫌ってわけじゃないけど……なんか女子しかいねぇじゃん、ああいう場所」



「大丈夫大丈夫! 行こうよ♪」



憂も行く? って姫花に聞かれて「うん」と頷いた。



悠斗は頭を掻きながら「しゃーねーな」と呟いた。



まあ、確かに男の子はああいう女子だけのキャッキャッてした空間に行くの恥ずかしいかもね……。



でも、なんだかんだ「いいよ」って言ってくれるのが悠斗の優しいところだと思う。