彼と出会ったのは、中学３年生のとき
受験の時期になってくるからって理由で入れられた塾での出会い

初めは塾に入るのすごく嫌だったけど、今思うと入ってよかったなって思う

それに、話すようになってどんどん塾に行くのが楽しくなった



「初めてあった時のこと覚えてる？」


私は覚えてなかったけど、あなたは覚えていてくれた



嬉しかった


「初めてあった時、急に怒りだしたんだよ」
って笑いながら言う君

嘘！？怒った！？

印象悪いじゃん


最悪


「でも、それで仲良くなりたいって思ったんだー」

なんて澄ました顔でさらっといいこと言いやがって


でも、なんか言われて思い出してきたかも
あの時、私は話したいなっておもってたんだ

なんで怒ってたかは分からないけど


どんな話し方でも話せてよかった


あなたはほんとに太陽みたいな人
みんなを笑顔にする
名前の通りだね
彼の名前は陽太（ひなた）


私は華（はな）
陽太には華さんって呼ばれてる


塾ではいつもの陽太をふくめ5人で1緒にいた

1人は家が私と近くて登下校も一緒にする女の子
お姉ちゃんみたいに面倒見がいいけど、時々子供っぽくて………
この子は晴（はる）


2人目は同じ学校で、ちょっと生意気なやつ
でもなんだかんだいって優しくて、お兄ちゃん見たいな人
話すと長くなるから省くけど一応元カレ
こいつは海（かい）

3人目はサッカー少年
いっつもニヤニヤしてて、サラッとひどいこと言う
でも根はやさしい
こいつは 優（ゆう）

塾では、ご飯一緒に食べたり、みんなクラスが一緒だったからよく話したりしてた