「ど、どういう事ですか?」
わ、私、思いっきり追っ掛けてたんですけど……
「もし黒色が存在していたら、それは単純な憎悪ではありません……つまり――」
はい、つまり……なんでしょうか。
「かなりの確率で悪魔の破片が入っているという事です」
「ま、また悪魔ですかぁ?」
「その黒色が肥大すればするほど、赤い魂は憎悪から純粋な悪魔に生まれ変わります……かなり危険です」
さっきから思ってたんですけど、岸本さんは何故こんなに魂や悪魔に詳しいんでしょう……単純に霊が見えるだけでしたら他にも沢山いらっしゃるのに……
「どんな風に危険なんですか?」
「簡単に言えば、その魂が通り過ぎるだけで次々と憎悪という感情が人々に植え付けられていくんです。そうなると――」


