「ねぇねぇ、今日もマサオの大好物の林檎、食べに来る?」
今度はマサオさんの背中を撫でながら、まるで自分のペットのように話しかけています。一体マサオさんと聡坊さんの間に何があったんでしょうか……あんなに大人しいマサオさんは初めて見ます。
そんな私の視線に気付いたのか、こちらを見るとすごい勢いでこちらに向かって――
「あうっ!?」
――もとい、私の額にドロップキックし
「おら、さっさと行くぞ」
私……何かマサオさんに恨まれる事でもしたのでしょうか。
「あ、マサオ!どこ行くの?林檎いらないの?」
「……と、おっしゃってますけど」
「良いんだよ、第一魂探してる途中だろうが」
言われてみればそうですけど、でも……


