「うわっ!またこいつだよ!」
「だ、大ちゃぁぁん」
「てめぇらも本当学習しねぇ野郎だな!とっとと家に帰ってママの――」
あ、この先はなんか危ない言葉のような気がするので自粛しますね
勿論聡坊さんを苛めていたお子様にはマサオさんの言葉は分からないでしょうけど
「覚えてろよぉクソ烏めぇ」
「い、いつか焼き鳥にして食べちゃうからな!」
マサオさんの連続死ね死ねキックと苦しめつつきにより、二人のお子様は三文役者並の捨て台詞で逃げて行きました
「ありがとうマサオ、また助けてもらったね」
洟を啜りながらそっぽを向いているマサオさんの頭を優しく撫でている聡坊さん……不思議ですね
元来烏さんはここまで人に心を許すはずがないんですけど……それにマサオさんもなんとなく嬉しそうです
ま、まさか二人は危ない関係になってるのでは……


