ロマンシア
「アイナは私の実の娘ではありません」
「私は
生まれた頃から、家業の手伝いをしておりました」
「ですので、 苦しく、忙しく・・・」
「男性との交際なんて20代半ばになっても
一切皆無でした」
「ですがその後、
この国へ移住し、あるお店で働き始めました」
「都会の街中に出ると、
綺麗な服をお召しになった、
お嬢様だか、お姫様だかに見えてしまう、
魅力的な女性が沢山
まるで夜空の星のように溢れていました・・」
「私は憧れの気持ちでは済まず、
自身の虚しさに
反映されていきました」
「そしてその後、
お店の元常連客の男性と同棲を始めました」
「クリスマスイヴの夜
男性の連れ子である、アイナを紹介されました」
「順風満帆かと思いましたが・・・・」
「アイナは思ったより身近な大人に対しての
サービス精神が強く、
母として心配する時も多々ありました」
「そして・・・・・・」
「旦那の連れ子」
「多分愛してはいなかった・・・
他人の女の子・・・・・ 」
「一年一年月日が経つにつれ、
アイナもどんどん可愛さが増していき」
「周りもアイナをどんどん好いていく・・・」
「母である私よりも愛されて・・・・・」
「本来の教えから離脱した、悪のダークパワーに
無意識に洗脳されていく」
「そう、
母親である私も例外ではありませんでした」
~私はロマンスマターズに救いを求めました~
「ロマンスマターズは、
自分にとって
ポジティブなコミュニティに存在する
大切な人の生命力と引き替えに
ダークパワーに対抗する、
ロマンスパワーを放出し、
エナジーを与えます」
「そのエナジーは
(物)(空間)に装備させる事が出来ます」
「そして、
「無意識に
ダークマターズからターゲットにされた
人間を守るべく、(物)(空間に属した)人達は
(ロマンスマターズとして)生きて行く事になります」
「これは必然です」
「ここまでの話を聞いて
勘が良ければ
何となく気付いているのかもしれませんが・・」
俺「?」
「リボンをなくしたアイナを、
正体を隠しながらずっとずっと
ダークマターズの魔の手から守ってきたのは」
「あの学園の男子生徒と、全ての教員達です」
俺 「そんな....」
俺は無意識にその場で立ち上がり
頭をかきむしった
ロマンシア
「私は、
アイナがずっと大切にしていた、リボンに
ロマンスパワーを装備させ、
バリアを放出させました」
ロマンシア
「それは、ダークマターズから...」
俺 「アイナを守る為?」
ロマンシア 「そういう事です」
「しかし!」
俺とロマンシアさんは
同じタイミングで相槌(あいずち)が重なった
ロマンシア
「アイナはそのリボンを
失くしてしまった」
「リボンを失くしたアイナは、
どんどん生きるパワーを失っていきました」
それは
ダークマターズからの攻撃もさることながら、
私にとって
「大切な全てのモノ達にも影響しました」
ダークマターズの
ネガティブな空間とは(学園)です
それに属する
ロマンスパワーを持った人間とは
~「銀河アイナ です」~
「今では
(悪の組織 邪教)となった(ダークマターズ)
そして
それらの攻撃からただひたすら正体を隠し
アイナを防衛する (ロマンスマターズ)」
「結果、
あの頃一緒に住んでいた
私の夫 と アイナは
「ダークエナジーの反乱の犠牲になりました」