「耳が聴こえないからって翔くんに近づくなよこのブス!!」
「今まで休んでたくせになんで急に学校来てんだよ!!」
俺がトイレから戻って教室に入ろうとした時聴こえた声。
扉を強く開けて
「結が聴こえないからってなに言ってんだ!!」
そう女子に叫んだ。普段声を荒らげることのない俺が大声を出したことで教室中が静まり返った。何も聴こえてない結はキョトンとしてるけど。
はあ…とため息を付き続けた。
「俺はお前らなら分かってくれる、優しくしてくれると信じて結を連れてきたのに。信じた俺がバカだったな。」
「だって…翔くんに近づいてたから…」
「結が近づいてるんじゃない。俺が結に近づいてんだ。」
学校が終わり、病院へ戻った。
『結、あの雰囲気で分かったと思うけど悪口言われてた。結に対して。』
『私は大丈夫。』
そう伝えてくれたあと、鞄からスマホを取り出し、何か文章を打ち始めた。
俺のスマホがピロンと鳴る。
『もうこの際だから話そうかな。今まで誰にも言ってこなかったけど翔くんになら言える気がする。』
素直に嬉しい。って思っていいのかな。
それから俺は結の過去を知った。
「今まで休んでたくせになんで急に学校来てんだよ!!」
俺がトイレから戻って教室に入ろうとした時聴こえた声。
扉を強く開けて
「結が聴こえないからってなに言ってんだ!!」
そう女子に叫んだ。普段声を荒らげることのない俺が大声を出したことで教室中が静まり返った。何も聴こえてない結はキョトンとしてるけど。
はあ…とため息を付き続けた。
「俺はお前らなら分かってくれる、優しくしてくれると信じて結を連れてきたのに。信じた俺がバカだったな。」
「だって…翔くんに近づいてたから…」
「結が近づいてるんじゃない。俺が結に近づいてんだ。」
学校が終わり、病院へ戻った。
『結、あの雰囲気で分かったと思うけど悪口言われてた。結に対して。』
『私は大丈夫。』
そう伝えてくれたあと、鞄からスマホを取り出し、何か文章を打ち始めた。
俺のスマホがピロンと鳴る。
『もうこの際だから話そうかな。今まで誰にも言ってこなかったけど翔くんになら言える気がする。』
素直に嬉しい。って思っていいのかな。
それから俺は結の過去を知った。
