「な、なによあいつっ!」 うるさっ…。 あれって女なのかよ…。 俺は三森サンの甲高く大きな声に耳をふさいで声の下教室を振り返ってみる。 翔のなだめる声が聞こえた。 「う、美羽の、おちつけって」 あ~、なんか前言ってたっけな。 三森サンと翔は幼馴染なんだっけ…。 大変そうだな毎日。 まあ、関係ないんだろうけど…。 そう思い、俺はまた歩き出して病院へと向かった。