そのまさかだ。



「やあ、伊月君。」



女子にしては高い169センチという身長で席に座っている俺を見下ろす。




「やぁ…。美羽、どうしたんだよ。」




「伊月君に今日、男テニミーティングだって伝えに来たのよ。」





いつもの女子にに笑いかけるように尋ねる翔の顔も、美羽の声色ですぐに固まってしまった。




「ちゃんと来なさいよね。」





「無理」