病院についてから3時間。






まだ一向に名前を呼ばれる気配もなく、





携帯の充電ばかりが減っていく。






読みかけの漫画がいいところに来た瞬間




見ていた画面が真っ暗になった。







ついに携帯の充電もなくなってしまった。




「…」




俺は目を細めてため息をついた。





これじゃあ呼ばれるまで日まで暇で仕方がない。





俺は財布の中から五百円を取り出した。






飲み物でも買いに行くか…。






荷物を持って立ち上がって一歩踏み出した瞬間だった。