少女は窓の外を見た。




窓の外には真っ青な空が広がっていて雲が溶けたように空に浮かんでいた。





「体によくなさそうな空ね。」




少女は呆れたように笑ってつぶやいた。





その声も空に溶けていくかのようにはかなく消えた。





少女はベットから降りてスリッパをはいた。





今日はどこに行くかまだ決めていない。





二日前は子供と遊んで、





一昨日は庭に行ったし、昨日は二階下に入院している仲のいいおばあさんに会いに行った。