そう自分の気持ちを
ボールに込めて投げる


一輝の気持ちに
答えるかのように


私も自分の気持ちを話しながらボールを投げる


「だって何か変やもん」


ボールを受け取った一輝の手が止まる


「何が変なん?」


「分からん」


「意味分かんから(笑)」