「キ…キキ…」


検査が終わった俺は
車イスを押して
部屋に戻ってきた。


「スースースー」


「何だよ寝てんじゃん!」


いつもはこんな時間に
寝ない私が透くんを待ちくたびれて寝てしまっていた。



依ちゃん…



依ちゃん…





依香…







好きだよ…