「いった…」 転ぶなんて、いつぶりだろうか。 そのせいか、衝撃が大きかった。 膝を少し擦りむいてしまったらしい。 …その時。 「なんか音が聞こえた気がしたんだけど〜 …って、君……」 顔を少しあげると、制服をかなり着崩した感じの男の人が立っていた。 …げ。 もしかして、ヤンキー?