剣道って言ったら、必ずあの人がいるもの
でも、なんで明美ちゃん私をここに連れてきたのだろう?
「さっきね、友達からね電話来たの」
「えっ?あれ彼氏さんからじゃないの?」
「違うわよ!!それでね、新藤のね様子が可笑しいんだって」
へっ…?
「新藤君の?」
「なんか、練習中にヘマは出すわ、試合中もなんか落ち着きがなかったんだって。なんとか勝ち残ったんだけど、次は決勝だからあのままじゃやばいのよ」
だって、新藤君は剣道部の期待の新星で県大会でベスト4じゃなかったの?
どうして今日だけ…?
「でもなんで私を連れてきたの…?私なんて迷惑をかけるだけなんだから…」
「いいから!!」
明美ちゃんは私の背中を押して、私を一番前の席まで行かせた
私じゃ役にたたないのに…
私はふいに新藤君を見た
面越しじゃわからないけど、新藤君…
どうしたの?
いつも余裕たっぷりだったのに、どうして今日は…

