着いたのは校舎裏



エミール君に声をかけようと思うと私より先に声を発したのは…




「Ich bin müde!
Ich hoffe wirklich, dass sie aufhören werden!
{疲れた!
本当にやめて欲しい!}」



エミール君だった




「…それドイツ語だよね?」




私が声をかけるとエミール君は驚いた顔をしてこちらを見た




ドイツ語なら授業中、ノートに書いてた字もドイツ語かな…?





「…なんのこと?」




エミール君、しらばっくれる気だ…




「エミール君はやっぱり無理してたんだね」




「だから、なんのこと?」




エミール君はさっきより強めに言った




認めてくれなそう…