まさか隣の席が転校生の席になるとは思わなかった
おかげで休み時間の私の席は他の女子によって占領された
「華連いいな～イケメン転校生の隣で」
「みっちゃんはそう思うのだろうけど私からしたら自分の席が占領されて不便なんだよ？それにみっちゃんには彼氏さんがいるでしょ？」
「あーそれ言わないでー今ケンカ中だから」
みっちゃんは少し不機嫌になった
よく彼氏さんとケンカをするみっちゃん…そんなもんなのかな？
「それよりさ、どうなの？あの転校生が隣って！」
さっきまで不機嫌だったのが嘘かのようにみっちゃんは明るい声で聞いてきた
「んー落ち着かない、かな？」
「意外…華連にもそんなこと思うんだ…」
みっちゃんは本当に驚いてる
私だって人間だからそりゃあ思うよ？
「みっちゃんそれどういう意味？」
「いや、だって華連って男に興味なさそうじゃん」
「まぁ、興味があるかって聞かれたらないけど…」
「ほらね」
質問の答えになっていないような…
