どうしよう。

このまま逃げ出したい。

でも……身体が動かない。

「ど…どうぞ。気にせず……続きを……」

「出来るか…アホ」

やっぱり。

「えっあの……すみません」

何故だか謝った。

すると蓮先輩は、ハァッと深い
ため息を吐くと

「もういい。そこの女。
俺は、こいつと話があるから早く出ていけ!!」

「えっ?でも…蓮様!?」

「早く失せろ!」

ギロッとその女子生徒を睨み付けた。