「だって、あの後だから
気になっちゃって…。
ほら、スクープにもなるでしょう?」

明里ったら……。

「ほう…スクープか……?」

『アハハッ…』

笑っていると蓮先輩は、クスッと笑った。

「お前らを校庭で釣り下げる方が
スクープになるのではないのか?」

『えっ!?』

バキッボキッと指を鳴らす蓮先輩。

「遠慮するな。
可愛がってやるから」

ニコッと笑顔で言ってきた。

『ひぃぃ…ごめんなさ~い!!』

逃げ出す皆だった。

「待ってーお前ら、逃げるんじゃねぇ~!!」