「どうした…?元気が、ないな?」 心配そうに言うと 「別に…悪い事ばかりではなかったから…ついね」 花菜ちゃんは、寂しそうに呟いた。 「…忘れろ。あんな奴ら…」 「…うん」 頷き行こうとした時 「花菜ちゃん!!」 そう呼ぶ声が聞こえてきた。 花菜ちゃんは、驚いて振り返った。 「えっ…七海ちゃんに…明里ちゃん!?」 「七海…ちゃん!?」 二階堂さんも驚いていた。 私と明里は、息を切らしながら 花菜ちゃん達の前まで走った。 「良かった~間に合った~」