「そう、今頃…妹とどうなっているだろうね? あいつ手が早そうだしな」 ニヤリと笑う二階堂さん。 「……。」 私は、思わず動揺する。 「…チッ行くぞ!! 倉田!!」 「行くって…何処へ?」 「そんなの決まっているだろ!? 兄貴の所だよ!」 三永先輩がそう言ってきた。 「えっ?でも、どうやって…?」 「兄貴が運転に使わせた運転手を聞けば分かる。 お前も来い!!」 「う、うん」 慌てて三永先輩と店から飛び出した。