そういえば…二階堂って

「えっ!?
もしかして…二階堂花菜ちゃん?」

「そうだけど…あれ?知ってるの?」

不思議そうに首を傾げる二階堂さん。

「あ、やっぱり!!
私と同じクラスで最近仲良くなったんです!」

「あ~じゃあ、転校早々に
仲良くしてくれた子達って七海ちゃんだったんだ!?
妹がさ~凄く喜んでいたんだ。
あいつ人見知りするから…心配していて」

二階堂だから、まさかと思っていたら
そのまさかだった。

花菜ちゃんが二階堂さんの妹だったなんて!?

「そうだったのですか…」

「七海ちゃんが居てくれるなら安心だ。
妹の事よろしく頼むよ!」

二階堂さんは、ニコッと笑顔で
そう言ってきた。

ズキッ!!

「はい。もちろんです」

笑顔で返すが、胸がズキズキと痛んだ。