ちょっと何で?
私には、あれから『お前』とかで
ちゃんと名前すら呼んでくれないのに…。
花菜ちゃんだと簡単に呼び捨てするんだ!?
私は、イラッとして
ムスッと頬を膨らました。
「そういえば、花菜は、
今日も遅くまで学園に居るのか?」
「あ、はい。どーせ家に帰っても1人ですし。
お兄ちゃんかお母さんが帰って来るまで
学園で待っています」
「変な人達が、またアパートの前で
待ち伏せとかされてたら怖いし」
花菜ちゃんは、苦笑いしながら
そう言ってきた。
すると蓮先輩は、
「まぁ…しつこそうな連中だったしな。
暗くて危ないから待っているなら
また、家の近くまで送って行くが?」
「本当ですか!?
それなら安心です。あ、でも…悪い気が」
申し訳なそうに言う花菜ちゃん。
何なんですか!?
この会話は…?
これじゃあ…まるで



