恋する乙女~パーフェクト王子VSヤンキー王子~


でも、確かに花菜ちゃんは、
あれから蓮先輩と親しそうになった気がする。

花菜ちゃんと明里と一緒に
廊下を歩いていると蓮先輩が歩いてきた。

「あ、蓮先輩だ!!」

私がそう言うと

「七海ちゃんダメだよ~眼鏡かけている時は、
雅先輩って呼ばないと
雅せんぱーい!!」

そう言って1番に駆け出して行った。

えっ!?

「あっ?なんだ、二階堂さんか」

「こんにちは。
いい加減に名前で呼んで下さいよー」

「あ~ついな。で、
花菜は、足もう大丈夫なのか?」

「はい。お陰様で
もう普通に歩けるようになりました」

花菜ちゃんは、ニコッと笑う。

「そうか…それなら良かった」

「……。」

私は、よく無いんですけど…!?