ど、どうしよう。
蓮先輩に会ってしまった。

「あんまり遅いから様子を見に来てみたら
どうやら、手こずっているようだな?」

「すみません。すぐに連れて
行くつもりだったんですが…」

必死に謝る三永先輩。

「…まぁいい。
ちょっと顔貸してくれるか?倉田七海さん」

ビクッ!!

「な、何で…私の名前を!?」

「これ、見つけたんだ!」

蓮先輩がぺらっと見せてきたのは、
校内新聞だった。

「…っ!?」

あっしまった!!

思いっきりこの前のインタビューと
顔写真が載っている。