それに納得いかないのか明里は、不満そうに 「もう~七海ったら隠し事しないの。 ほら、白状しなさい!!」 「いや…何もないから…」 「あんた目が泳いでるよ? 嘘言っても分かりやすいかね」 ギクッ!! どうしよう。 明里に言うべきか、言わないべきか。 そう悩んでいたら ガラッと誰かがクラスに入ってきた。 「ココに倉田七海って奴は居るか?」 私のことを名指しにしてきた。 呼んだのは、明るい茶髪で 小柄な男子生徒だった。 えっ……ヤンキー!?