「雄楽くんっ。ありがとう」
案の定、
雄楽が一発で仕留めたきりんのぬいぐるみを受け取った聖梨の表情はすっごく嬉しそうで、
そんな聖梨に雄楽は満足げに笑い返していた。
そのまま、しばらくお店の中で時間を潰した二人は、
日の沈みかかった住宅街を並んで歩いていた。
いつの間にか、どちらともなく無口になり、
重なる足音を心地良く感じていた雄楽は、
不思議そうに後ろを振り返った。
隣に居るはずの聖梨は、気が付けば自分の二歩後ろで立ち尽くしている。
雄楽に取ってもらったきりんのぬいぐるみを胸に抱き締めた聖梨は、
視線を足元に落とし、静かに俯いていた。
そんな聖梨の姿に不安を煽られ、雄楽が声をかけようとした時だった。
「……やっぱり、皇楽くんの言った通りだった」
絞り出すようなか細い声と、不意に出された兄の名前に、
雄楽は眉を顰めて聖梨を見つめた。
「……今日、ホントは相手の人、待ち合わせに来てたんだ」
相変わらず俯いたままの聖梨を、雄楽はじっと見つめ続ける。
案の定、
雄楽が一発で仕留めたきりんのぬいぐるみを受け取った聖梨の表情はすっごく嬉しそうで、
そんな聖梨に雄楽は満足げに笑い返していた。
そのまま、しばらくお店の中で時間を潰した二人は、
日の沈みかかった住宅街を並んで歩いていた。
いつの間にか、どちらともなく無口になり、
重なる足音を心地良く感じていた雄楽は、
不思議そうに後ろを振り返った。
隣に居るはずの聖梨は、気が付けば自分の二歩後ろで立ち尽くしている。
雄楽に取ってもらったきりんのぬいぐるみを胸に抱き締めた聖梨は、
視線を足元に落とし、静かに俯いていた。
そんな聖梨の姿に不安を煽られ、雄楽が声をかけようとした時だった。
「……やっぱり、皇楽くんの言った通りだった」
絞り出すようなか細い声と、不意に出された兄の名前に、
雄楽は眉を顰めて聖梨を見つめた。
「……今日、ホントは相手の人、待ち合わせに来てたんだ」
相変わらず俯いたままの聖梨を、雄楽はじっと見つめ続ける。

