あれは確か、いつまでもはるくんの側にいられるのだと、私がまだ疑うことすら知らなかった、ある夏の日のことだった思う。
確かその日の前日、私は仲が良かったクラスメイトのミサキちゃんに、彼女の家で開催されるというお誕生日会に誘われたんだ。
クラスの大半の女子が参加するらしく、豪華な食事やゲームなどもあるからと、彼女は『結衣ちゃんもぜひ!』と言って、満面の笑みを浮かべながら誘ってくれた。
だけど、その頃の私は、お母さんに言われて始めたたくさんの習い事を掛け持ちしていて、ミサキちゃんの誕生日会をやるというその日も夕方から塾の予定が入っていた。
だけど、どうしても参加したかった私は『休んでもいいか、お母さんに聞いてみるね!と言って、その返事を保留にしてもらった。
もちろん、社交辞令なんかではなく、“恐らく参加できると思うけど……”という意味合いを込めた前向きな返事だった。
きっとお母さんは承諾してくれる。
なぜ、そんな根拠のない自信があったのかは、今となってはもうわからない。
そして、その日の夜。
早速お母さんに話すことにした。
『あのね!ミサキちゃんちで誕生日会があるんだって!!それでね、ミサキちゃんが私も誘ってくれたの!!』
『へぇ……』
確かその日の前日、私は仲が良かったクラスメイトのミサキちゃんに、彼女の家で開催されるというお誕生日会に誘われたんだ。
クラスの大半の女子が参加するらしく、豪華な食事やゲームなどもあるからと、彼女は『結衣ちゃんもぜひ!』と言って、満面の笑みを浮かべながら誘ってくれた。
だけど、その頃の私は、お母さんに言われて始めたたくさんの習い事を掛け持ちしていて、ミサキちゃんの誕生日会をやるというその日も夕方から塾の予定が入っていた。
だけど、どうしても参加したかった私は『休んでもいいか、お母さんに聞いてみるね!と言って、その返事を保留にしてもらった。
もちろん、社交辞令なんかではなく、“恐らく参加できると思うけど……”という意味合いを込めた前向きな返事だった。
きっとお母さんは承諾してくれる。
なぜ、そんな根拠のない自信があったのかは、今となってはもうわからない。
そして、その日の夜。
早速お母さんに話すことにした。
『あのね!ミサキちゃんちで誕生日会があるんだって!!それでね、ミサキちゃんが私も誘ってくれたの!!』
『へぇ……』