側に行って、はるくんが本当に大丈夫なのか、何か困ったことはないのか、この目で見定めて安心したい。
私は、大きく深呼吸すると胸の前で拳を握った。
「わ、わかった!!連絡してみる!!」
【はるくん。調子はどうですか?】
手始めにはるくんにメッセージを送ってみた。
寝ている可能性はあるけれど、それならそれで今日はやめておけばいいだけの話。
だけど、予想に反しすぐに既読され、返信が返ってくる。
【大丈夫。てか、珍しいねメッセージ。何かあった?】
また大丈夫だと言われてしまった……。
いやまぁ、大丈夫に越したことはないのだけれど、逆に心配されてしまっているあたりがちょっと悲しい。
「うける。病人に心配されてるし」
私のスマホを覗き込みながら吹き出す古賀さんに、恥ずかしさまでもが込み上げてくる。
めげるな結衣!
こんなの予想していたことでしょ!
【私は大丈夫。何か困ったことはない?おばさんは今日お仕事お休み?】
核心に触れるのには早すぎただろうか……。
いや、でもくどくどとやり取りを繰り返すのは、はるくんの体にもよくないし……。
そう言い聞かせながら、ドキドキと煩い心臓をなだめていたら、またすぐにメッセージが返ってきた。



