だから、お願いだよ。


せめてもうこれ以上、はるくんを好きにさせないで。


これ以上はるくんへの想いが大きくなってしまったら、私ははるくんを手放せなくなってしまう。


はるくんへの想いを、消せなくなってしまう。






再び強くなり始める雨。


どんより灰色の空は、まるで私の心の中を映しているみたいだと思った。